戸郷が語るだけ

思ったことをひたすら文章化して語ってく

【漫画の最高傑作】漫画『Helck』の魅力を語る

 

魅力を語るシリーズとは

私「とごー」が対象の物事を知らない人または興味のない人向けに魅力を語るシリーズである。
今回紹介するのは七尾ナナキ先生による漫画『Helck』です!


この記事はこんな人に読んでほしい

・漫画好きな方
・この極寒灼熱地獄と化すくらいの熱い展開を求める方

 

 

一番好きな漫画の話

突然だがみなさんはこれまで読んできた漫画の中で、一番面白かったものは何だろうか。
即答できるほど好きな漫画がある人もいれば、「それぞれにいいところがあって一番なんて決められないよ」という方もいるだろう。
私は後者の人間だった。

例えばガチガチの設定がなされて考察が楽しめる『進撃の巨人』も面白いし、設定が凝っていながら読みやすい『暗殺教室』も面白かった。
大大大ブームを巻き起こした『鬼滅の刃』はその人気に相応しい高いレベルにまとめられた内容といっても差し支えないだろう。
メジャーマイナー問わず作品それぞれのよさがあって、一番を決めることは不可能だった。


あの漫画に出合うまでは。

 

『Helck』

こんにちは とごー です!
シリーズと言いながら、今回が記念すべき第一回!


皆さん『Helck』という漫画はご存じだろうか。
知っている方は「あーあの神漫画ね」となるだろう。

 

ただ、知らない人の方が多いのではないだろうか。
だからこそそんなHelckの魅力を語りたい。

なぜなら、自分が一番好きな漫画だから!

 

『Helck』ってどんな話?

Helckのあらすじは以下の通り。

 

とある勇者によって魔王が倒された魔界。
そんな魔界では、新魔王を決めるための大会が開かれていた。
ただ、その大会になぜか人間の勇者が参加しているのだった…

 
もうこの時点で面白い。
今すぐ書店に走りたい。Amazon等々の商品ページに遷移したいと思っている人が多いはずだ。
そういう人はもうこのサイトに用はないはず。欲望の赴くまま今すぐ買いに行ってほしい。

 

 

『Helck』の魅力

魅力はなんといっても「魅力のあるキャラクター」と「魅力しかないストーリー」、そして「魅了されるほどの高い画力」だ。

 

魅力のあるキャラクター!

キャラクターはどれもこれも愛くるしい。「カワイイ」とか「かっこいい」だけではなくなんとも愛くるしいキャラが多い。
ただし、魅力とはあくまで見た目の話だけではない。中身の話でもあるのだ。
むしろ、この漫画のキャラクターは見た目もいいが、その見た目を遥かに上回る内面的な魅力を持ち合わせている。

 

例えば主人公でありタイトルにもなっている『ヘルク』というキャラクター
彼は筋骨隆々のナイスガイだが、性格までナイスガイである。
自分よりも他人のことを考え、明るく振る舞うナイスガイの内に秘められた想いとは・・・??

そしてヒロインのヴァミリオ
彼女はそのかわいらしい見た目に反して、男でも惚れてしまうほどの『カッコいい』内面を持ち合わせたキャラクターだ。
魔界四天王という高い地位を与えられるほどの強さはさることながら、その責任感の強さが表れている描写もとても素晴らしい。

あとはピウイというキャラクター。
鳥っぽい丸っこいやつ。愛嬌抜群でとにかく癒されるキャラクターだぞ!

そんなピウイを見ていれば、心が荒れ果てた人でもたちまち元気が出てくるはずだ。

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愛くるしいピウイ

 

その他にも名前のあるキャラクターからなんと名前のないキャラクターに至るまで全員が魅力を持っている。なんということだろう。


魅力しかないストーリー!

序盤はそんなほんわかとした愛くるしいキャラたちによるギャグ要素多めな物語が描かれる。

しかし中盤に差し掛かるころから、この物語はどんどんとシリアスの比率が高くなり、そしてどんどん熱くなる。

序盤のギャグも面白いが中盤以降の時には面白く、時には悲しく、時には燃えるように熱く展開されるストーリーはぜひ見てほしい。
ありきたりな表現ではあるが、そんなストーリーはまさに『素晴らしい』と言えよう。
むしろ、辞書で『素晴らしい』という単語を調べた際の説明が「Helckのストーリーのような展開のことを指す」とするべきだ。

 

魅了されるほどの高い画力

私のプロフ写真を見て察する通り、私は絵が下手だ。

そんな私がいかに素晴らしい究極といえるストーリーとキャラ設定で漫画を描いたところで、だれも見向きしないだろう。なぜなら、とても読めたものじゃないからだ。

このHelckはそんなことはない。その高い画力は先ほど挙げた「キャラクター」と「ストーリー」をさらに引き立てる。

序盤は「ん?そんなでもなくね?」と思うかもしれないが、ぜひ読み続けてほしい。

気が付いたら、あなたは芸術作品を見ている。


漫画において重要なこととは何だろうか。

私が思うのはストーリー、キャラクター、そして画力。そう、先ほど挙げた三つだ。

むしろこれ以外に何があるというのだろうか。
Helckはその全てを高度なレベルで兼ね揃えている。まさに最強漫画に相応しい内容だ。

 

お値段なんと・・・・??

 Amazonならば全12巻でなんと約7,500円だ。
自分でも驚いた。このクオリティの漫画が1万円札で買える。しかもおつりが貰えるしさらにAmazon等であればポイントまで貰えてしまうのだ。
私は布団乾燥機のことを「1万円で買える幸せ」と呼んでいる。このHelckでもその表現ができそうだ。

ただ、急にオススメされただけの漫画にポンとこの金額を差し出せる人はそうそういないだろう。
そんな人には『マンガワン』というアプリで無料で読むことができる。(ただし、無課金では1日に読める量に制限アリ)ちなみに『マンガワン』はHelck以外にも面白い漫画はたくさんある。漫画好きであればいれておいて損はない。

余談だが自分は全話マンガワンでちまちまと読むつもりだったがあまりにも面白くて「待ってられるか!」ってなって全巻買った。

 

さらにさらにマンガワンではHelck作者である七尾ナナキ先生の『異剣戦記ヴェルンディオ』という作品が連載中だ。まだ始まったばかりでそこまで大きな展開を迎えていないだけに、今後への期待が高まる。

 

まとめ

Helckという漫画は、とごーの「こんな感じのが特に好き」という抽象的な感情が具現化した作品といえる。

 

Helckは全12巻と長くはないし、まとめ買いしても1万円未満と手が出しやすい価格だ。
それでいて最高のストーリーとキャラクター達が待っている。

なぜこの漫画がそこまで騒がれないのかがわからない。だからもっと騒がれてほしい。

そんな自分が一番好きな漫画『Helck』の紹介でした!

 

 

2022/02/14追記)アニメ化決定! 望み薄いと思ってただけに特大サプライズ!!!!